
アメリカの大学は、より多くの教育を低賃金の「非常勤」教授に任せており、学生にはさらに大きな借金負担を負わせているが、給料が高く特典が豪華な分野の1つは、大学の管理部門である、とローレンス・S・ウィットナー氏は書いている。
ローレンス氏のように、アメリカが少数の富裕層と残りの富裕層の二分化社会へと変貌しつつあるのは、学界でも同様であり、トップ管理者の給与の膨張と低賃金の「非常勤」教授の搾取、そして学生への経済的圧迫が組み合わさっている。
大学の学長やスポーツコーチの中には1万ドル以上の給与を引き下げる者もいるが、教師の大半を占める「非常勤教授」は貧困レベルの給料をもらっていることが多く、これもアメリカの所得格差のもう一つの例である、とローレンス・S・ウィットナーは書いている。